郷土史ものミステリーの出だしみたいな展開
ウエイドのオフィスの近くには、もともと玉川上水だった緑道が走っています。そこを歩いていた時、植え込みの奥にこんなものが。
そう、古い墓石です。右側に見えるのは小屋をかたどった置物ですが、これまた墓石の台座らしきものの上に置かれています。まさにこの場所に埋葬されたのか、それとも離れた場所にあった墓石がここに移されたのか。前者だとしたら下にお骨があることに。戒名は「凉善(?)信士」さんで、注目すべきは右端に掘られている年号です。なんと宝暦十二年と読めます(十二の下に士とありますがこれはなんでしょう?)。宝暦十二年は西暦だと1762年。10代将軍徳川家治の治世で、田沼意次が側用人として権勢を振るいだした頃です。250年間、江戸・東京の街並みが変貌する中ここにあったのだとしたらなんだかロマンあるお話。「凉善(?)信士」なる人は何者なのか、どうしこの場所にぽつんと墓石があるのか、このお花を供えた人なら知っていたりするのでしょうか?
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